子連れでの飛行機利用は不安でいっぱいになりますよね。
子連れで国内線を利用する場合、空港への到着時間は2時間前がおすすめです。ただし、利用する空港や時期によってはもっと余裕を持たなくてはなりません。
飛行機に乗るには、たくさんの手続きが必要です。時間に余裕を持って行動しないと、飛行機を遅延させてしまって他の乗客に迷惑をかけてしまいます。
そして最悪の場合、あなたの到着を待ってもらえずに置いて行かれてしまうこともあります!!
この記事では、目的地到着まで安心で充実した空の旅をするために、何時間前に空港へ行くべきなのかをご紹介します。
より快適に過ごすための座席や持ち物についても触れていきますので、参考にしていただければ幸いです!
可愛い動物のクッションがネックピローに大変身!機内で抱えておくもよし、首に巻いて寝るのもよしの便利で可愛いアイテムです♪
大人サイズ・子供サイズの両方があるので、お揃いで使っても良いですね。

目次
子連れでの飛行機は何時間前に空港へ行く?

子連れでの飛行機利用は、出発の2時間前に空港へ到着しておくと安心です。ただし、到着後に必要な手続きにも締め切り時刻が設定されています。
非日常的な楽しい時間を忙しく過ごしたり、何も楽しめずに終わってしまったりするのは勿体無いですよね。
時期や空港によっても目安の時間は変わってきます。まずは空港到着からの流れをご紹介します!
空港到着から目的地到着までの流れ
空港に到着した後は、このような流れで進みます。
1.搭乗手続き(チェックイン)、手荷物の預け入れ
2.保安検査場を通過
3.飛行機へ搭乗
おすすめの手続き方法や手続きの締め切り時刻について、1つずつ紹介していきます。
1.搭乗手続き(チェックイン)、手荷物の預け入れ
子連れの飛行機利用においては、空港カウンターでの手続きがおすすめです。
搭乗手続きは空港のカウンターや自動チェックイン機、WEBチェックインなどいくつかの方法があります。
機械やスマホでの手続きも便利ですが、あえてカウンターでのチェックインをおすすめする理由をご紹介します。
・子連れでも利用できる優先カウンターがある※
・搭乗手続きと同時にベビーカーや手荷物を預けられる
・搭乗直前まで利用できる専用ベビーカーを借りられる※
・座席の変更をお願いできる
・到着後の空港でも専用ベビーカーを手配してもらえる※
※航空会社による
ベビーカーは手荷物の預かり個数や重さの制限とは別に、無料で預けることができます。
多くのベビーカーは機内に持ち込むことができないので、預け入れをすることをおすすめします。
その代わりに、大手航空会社では搭乗口まで使えるベビーカーを借りることができます。
カウンター付近に用意してあるので、自前のベビーカーを預ける際に借りるとスムーズです。

LCCには貸出用のベビーカーがない場合が多いですが、空港のインフォメーションカウンターで借りることができます。
このように子連れでの飛行機利用は相談することが多いので、早めの到着が大切です。
子連れでの利用でも、カウンターで対応を相談できることは安心感にも繋がりますね♪
2.保安検査場を通過
最大の難関がこの保安検査場通過です。繁忙期や出発便が多い時間帯は大行列になることも…。
さらに、多くの航空会社で保安検査締切時刻が設定されています。
この締切時刻を過ぎると搭乗できなくなってしまうので、余裕を持って検査場へ向かいましょう!
ANA | JAL | ソラシド エア | AIRDO | スカイ マーク | FDA | ピーチ | ジェット スター | エアアジア | |
保安検査 締切時刻 (国内線) | 20分前 | 20分前 | 20分前 | 20分前 | 20分前 | 記載なし | 25分前 | 25分前 | 30分前 |
子連れの場合は優先的に案内してくれることもあるので、カウンターで相談しておくと良いかもしれません!
3.飛行機へ搭乗
保安検査を通過するといよいよ飛行機に搭乗です。チケットに書かれている搭乗口へ向かいましょう。

事前改札サービスを利用する場合は、30分前を目安に搭乗口へ向かうとスムーズに搭乗できますよ♪
保安検査後の制限エリアにも授乳スペースやおむつ替えシート、調乳機があるので赤ちゃんの準備もできます。
キッズスペースがある空港では、「思いっきり遊ばせて機内で寝かせる作戦」ができるかもしれません(笑)
子連れでもOK !主要空港6地点でのおすすめの過ごし方
空港には、子連れでも遊べる場所があります!
非日常的な時間、お世話に追われて空港を楽しめないのは勿体無いかもしれません。
2時間前よりも早く到着できそうなら、ぜひ空港内を色々回ってみましょう♪
全国主要空港である6地点のおすすめスポットをそれぞれ紹介します!
・羽田空港
・新千歳空港
・中部国際空港
・関西国際空港
・福岡空港
・那覇空港
子連れでも安心して楽しく時間をつぶせるので、待ち時間にぜひ利用してみてくださいね♪
羽田空港
羽田空港では、展望デッキで飛行機を観察するのがおすすめです!さすが東京、便の数がとても多いのです。何時に行っても飛行機が飛んでいます。
羽田空港には第1ターミナル、第2ターミナル、国際線ターミナルの3つのターミナルがありますが、飛行機を見るには第2ターミナルが最適です。
第2ターミナルの展望デッキは障害物がなく、見晴らしがとても良いです。また、屋内からも離着陸が見られるので雨の日でも安心です!
新千歳空港
新千歳空港は一日中滞在できてしまうほど、楽しめるスポットがたくさんあります。中でも子供におすすめなのが「ドラえもん わくわくスカイパーク」です。
パーク内には小さな子供も対象のキッズフリーゾーン、ひみつ道具をテーマにしたアトラクションが楽しめるパークゾーン、などがあります。
子供も大人もたくさん遊べるので、しっかり時間を確保して行きましょう!
中部国際空港
中部国際空港では、「フライト・オブ・ドリームズ」がおすすめです。
1階では日本最大サイズの飛行機「ボーイング787」を間近で見学できたり、0歳から対象のキッズエリアで遊んだりできます。
しかもキッズエリアはボーイング787の真下にあり、付き添いの大人も大迫力の飛行機に満足間違いなしです!
2階はボーイング創業の街、シアトルをテーマとしたおしゃれなエリアになっており、食事を楽しむことができます。
関西国際空港
こちらは空港ターミナル内ではありませんが、隣にある「関空展望ホールスカイビュー」がおすすめです。
施設内のスカイミュージアムでは色々なお空の仕事体験ができ、楽しく学ぶことができます。
大人はびっくりの「先輩達の部屋」という、変わったお部屋もあります(笑)気になる方は調べてみてください。
展望デッキには遊具もあり、小さな子供も飛行機を眺めながら遊べます♪
お土産やグッズ販売の「スカイショップタウン」では、エアライングッズの品揃えも豊富なのでぜひチェックしてくださいね。
福岡空港
福岡空港のおすすめスポットは国内線ターミナルの展望デッキです。市街地からかなり近いので、夜には夜景も楽しめますよ。
福岡空港には韓国や中国など近隣の国を中心に、様々な航空会社が就航しています。
中にはサンリオなどのキャラクター塗装機もあり、運が良ければ実際に見れるかもしれません♪
那覇空港
那覇空港は、車で約5分のところに「波の上わくわくキッズランド」があります。
空港ターミナル内には残念ながら子供向けのスポットが少ないですが、これだけ近距離であれば利用しやすいでしょう。
施設内にはふわふわドームやボールプール、小さな子供向けのリトルキッズジムなどがあり、どの年代のお子様でも遊べますよ。
子連れでの飛行機はどの座席がおすすめ?

子連れでの座席はズバリ、機内後方がおすすめです。前方席・後方席ともにメリットがありますが、子連れの場合は後方席の方が快適に過ごせます。
どうして後方席が良いのか、また窓側・通路側のどちらが良いのかも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
前方席と後方席の違いは何?
前方の座席は航空会社の上級会員や、飛行機に乗り慣れたサラリーマンなど静かに過ごしたい利用客が多いです。
親としては気を遣うことになりますし、実際にご迷惑をおかけしてしまうかも…。そうなるとお互いに大変ですよね。
後方席のメリットとデメリットを以下にまとめてみました。
メリット | デメリット |
・子連れが多い ・泣いたらトイレやギャレーの前に移動しやすい ・前方席よりすいている可能性が高い | ・出入口から遠い ・揺れやすい ・音がうるさい |
飛行機は後方の方が揺れを感じます。逆に翼の近くは最も揺れにくいです。酔いやすい体質の場合は後方よりも翼寄りの席を選ぶと安心ですね。
また、後方席は前方席よりもエンジン音が大きいです。気になる方はエンジンより前の席の方が静かに過ごせます。

逆にエンジン音のおかげで、子供がうるさくしても安心という意見もありそうですね(笑)
窓側・通路側のどちらが良い?
窓側・通路側は子供の性格に合わせて選ぶと良いです。具体的にどのような子が、どちらの席が良いのかを紹介していきますね。
窓側席がおすすめなのはこんな子
- 泣いてもその場であやせる子
- たくさん寝てくれる子
- 窓の外の景色に夢中になってくれる子
あまり多くはないかもしれませんが…このような子供は、窓側席の方がおすすめです。
通路側はCAさんを含め、人がよく通るので逆に落ち着けない可能性があります。
たくさん寝る子は起こされると逆にぐずってしまうこともあるので、窓側の方が安心です。
通路側席がおすすめなのはこんな子
- 動き回る元気な子
- トイレが近い子
このような子供は窓側席が安心です。飛行機に飽きてしまっても、すぐにギャレーの前へ移動できます。
また、CAさんとコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。
親から何かお願いしたいことがあれば、話しかけやすいです。もしかすると、子供がCAさんとお話しできることも飽きへの対処になるかもしれません!
座席指定はしておくべき?
子連れの場合、座席指定は絶対にしたほうが良いです。指定しないままでいると、当日自動的にあいている席へ割り振られてしまいます。
すいている場合は子供や家族全員を近くの席に設定してくれることもありますが、満席の場合はそうもいきません。

満席の場合の座席指定・変更は、他のお客さんに席を変わってもらわないといけなくなります。
予約時に希望の席が空いていなくても、一旦隣同士が空いているところで指定をしておきましょう。家族で離れ離れになるよりはマシだと思います。
当日、もしも他にあいている席があればそこに移動することも可能です。搭乗手続きの際、確認してみると良いですね。
子連れでの飛行機は持ち物にも注意が必要!?

子連れでのお出かけは荷物が多くなりがちですが、持っていくか悩んだものは持っていきましょう。
なぜなら、小さな子供には大人の物を代用できないことがあるからです。着替えやおむつなどがそうですよね。
かといってあれもこれもと機内に持ち込むと、荷物が多くなりすぎたり、どこに何をしまったかわからなくなったりしてしまいます。
そこで、機内に持ち込むと良い物を紹介していきます。
大前提!これらは持ち込み・預け入れができません!
飛行機には機内への持ち込み、預け入れに制限がある手荷物があります。
これらの決まりは飛行機を安全に運行するため法律で定められており、違反をすると罰金の対象になることもあるそうです。必ず守りましょう。
持ち込みも預け入れもできない物
法令により、航空輸送が禁止されている物(危険物)は持ち込みも預け入れもできません。
・爆発の恐れがある物
・燃えやすい物
・人に危害を与えたり、他の物件を損傷したりする恐れがある物
例えばガスボンベ、殺虫剤、花火、クラッカーなどが該当します。
他にも禁止されている物があるので、事前に各航空会社のホームページを確認しておくと安心です。
機内持ち込みができない物
ハサミ・ナイフなどの刃物類や、ゴルフクラブ・バットなど凶器となりうる物は機内へ持ち込めません。
・刃物類や強打することなどにより凶器となりうる物
・先端が尖った物
・その他凶器となりうる物
これらはカッター、大きめのカミソリ(刃体4.1cm以上)、スタンガン、アイスピックなども該当します。
刃物類を持っていきたい場合は預け入れをしましょう。
預け入れができない物
下記は預け入れができないため、機内に持ち込む必要があります!
・高価品
・貴重品
・モバイルバッテリー
高価品には現金や宝石など、貴重品には書類や電子データなどが該当します。
高価品や貴重品を預けることはあまりないかもしれませんが、大切なものは機内に持ち込むか、そもそも持っていかないことにしましょう。

モバイルバッテリーは破損がきっかけで発火・爆発をする恐れがあり危険です。保安の観点から預け入れが禁止されています。
ちなみに、モバイルバッテリーの他にも充電式のヘアアイロンやライターなども、同じく発火の恐れがあるため預け入れはNGです。
電池・バッテリー系やライター(1個まで)は機内に持ち込みが可能なので、間違えないように注意しましょう!
機内に持ち込むと便利な物はある?
機内へは子供の飽きを回避するためのおもちゃなどを中心に持っていくことがおすすめです!
普段静かな子でも、乗り慣れない飛行機に興奮してしまい寝てくれなかったり、騒いでしまったりするかもしれません。
しかし子供が熱中してくれるようなグッズがあれば、お利口に過ごしてくれる可能性があります!
今回は特に機内での使用におすすめなグッズを紹介します。
・ワークブック
・絵本
・子供用ヘッドホン
・飲み物・おやつ
ワークブック
ぬりえや迷路、シール帳など手と頭を動かせる本は子供が熱中するので、時間をつぶしやすいです。
普段お家で使っている物とは別の本だと、特に大喜びしてくれます!コツは飛行機に乗るまで、絶対に存在を知られないよう隠しておくことです(笑)
DAISOなどの100円ショップでも購入できるので、事前に飛行機用に用意をしておきましょう。
絵本
絵本が好きな子供には、機内で読み聞かせをしてあげるのも良いかもしれません。かさばらないサイズのものだと、狭い機内でも広げやすいです。
絵本で飽きないように対策をするコツは、ワークブックとは逆に「一緒に買いに行く」ことです。
自分の意思を表現する練習になりますし、絵本を読むことを楽しみにとっておくと、早く読みたいがために搭乗までスムーズに動いてくれるかもしれません。
子供用ヘッドホン
アニメや映画を夢中になってみてくれる子供におすすめです。飛行機で貸してもらえるイヤホンは、子供には使いづらい可能性があります。
あらかじめ子供用を用意しておけば、より集中して見てもらえるかも知れません。
音量の上げすぎが気になる方は、一定の上限以上の音が出ないよう音量調節機能がついた物も売っていますよ。
こちらのヘッドホンにも音量が85dBを超えないように設定されています。
子供向けに軽量でソフトなイヤークッションを使用しているので、機内でも快適に使ってもらえますよ。

飲み物・おやつ
飲み物を持っていく時は、ストローがついたタイプの水筒は控えた方が良いです。
気圧の関係上、上空で水筒を開けると中身が吹き出すことがあるのです。それも、結構な量です…(私も経験しました。お水だったのが救いでした。)

周りの人にもかかってしまったら大変!じゃあどうやって飲み物を飲むの?
おすすめはCAさんに紙コップとフタ、ストローの3点をもらうことです。中に持参したペットボトルのお水やお茶などを移して飲んでもらいます。
降りる時には3点丸ごと捨てられますし、紙コップなら紙パックのように押しつぶしてしまうことも起こりにくいです。
また、おやつは離着陸時の耳抜きに役立ちます。なるべく長めに噛んでいられるグミなどが良いですね。
子連れでの飛行機は何時間前に空港へ行くのかのまとめ

- 子連れで飛行機に乗る際はチェックインや保安検査場を通過することを見越して2時間前には空港に到着しておく
- 搭乗手続き・手荷物の預け入れは子連れでの相談等スムーズに行えるのでカウンターでの手続きがおすすめ
- 空港によっては子連れでも楽しめる展望デッキやアトラクションが設置されている場所がある
- 子連れの座席は泣いたらトイレやギャレーの前に移動し明日い機内後方がおすすめ
- 座席指定をしておかないと当日自動的にあいている席へ割り振られてしまうので必ず事前に指定しておく
- 飛行機には機内への持ち込み、預け入れに制限がある荷物がある
- ガスボンベ、殺虫剤、クラッカーなどは機内に持ち込み、預け入れはできない
- 機内へは子供の飽きを回避するためにワークブックや絵本、おもちゃなどを持ち込む
子連れでの飛行機の利用は不安がたくさんありますが、楽しめずに終わってしまうのは勿体ありません。
もしかすると旅行だけでなく、ご家庭の事情などでどうしても飛行機に乗らないといけない時もあるかもしれませんね。
どのような場合も、事前の準備をきちんとしておき時間に余裕を持って行動することで、機内でも安心できるはずです。
今回の記事をぜひ参考に、快適な空の旅をお過ごしください。
中のビーズを移動させることで、クッションからネックピローへ変身します!
飛行機だけでなく車や電車での移動中などいろんなシーンで活躍するのが良いですね♪子供用も、大人用もあります。
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