高齢者の読書には若い頃とは違うメリットがあっておすすめですよ。
高齢者は退職や育児が終了して、自由時間が増えるのではないでしょうか?
自由な時間に新しい趣味を始めようと思っても体力低下や、金銭的に厳しいなどの理由でチャレンジが難しくなります。
その点、読書は高齢者でも気軽に始められ、メリットも多くおすすめですよ。
また、他の趣味や興味が関連した本を読むことで人生がより豊かになります!
若い頃よりも集中して本を読めなくなったわ。
一方で、高齢により文字の見えづらさや集中力低下など身体的変化が起こります。
この記事では高齢による読書がしづらい悩みも解決できる方法を紹介しています。最後まで読んでみてくださいね。
文字の見えづらさは高齢者が読書を妨げる原因となります。
この商品はカード型ルーペになっており、ポケットに入って持ち運びも便利でおすすめです。
また、本のしおりとしても使用できて一石二鳥ですよ。
目次
高齢者に読書をおすすめする理由と効果って?
高齢者に読書をおすすめする理由や効果は若者と違いがあります。
あなたは子育て終了や退職を機に、時間が余って喪失感を感じる瞬間はありませんか?
原因の一部は外出する機会の減少や人間関係が狭くなることです。
読書は高齢者が抱える身体心理的な問題を解決する方法の一つです。
読書がきっかけで再び人生に豊かさを感じられますよ。
ここでは高齢者へ読書をおすすめする理由と効果について詳しく解説しています。
認知症予防になる
読書などの趣味・学習による脳の刺激や生きがいを持つことが、認知症予防へ有効と考えられています。
認知症は記憶や判断力が落ちることにより、日常生活で困り事が発生する状態を言います。
認知症は高齢になるほど発症率が高いですが、読書をすることで低下させることができます。
活字を読む・想像することで脳が活性化します。しかし、どんな本を読んでもいいわけではありませんので注意しましょう。
あなたにとって「楽しい」「面白い」と感じる本を読むことが大切です。
若い頃のように新しいジャンルを挑戦しなくても大丈夫ですよ。
リラックスした状態で読める本を選んでくださいね。
ストレス解消と睡眠効果
読書は脳をリラックスさせ、ストレス解消に効果がありますよ。
「読書セラピー」という言葉が注目され始めているのを知っていますか?
集中して6分間読書をすることにより脳がリラックスし、ストレスが緩和されます。
あなたはなかなか寝付けず困ったことはありませんか?高齢になると寝るまで時間がかかったり浅い眠りになったりと睡眠不足におちいります。
読書でリラックスすることにより睡眠効果もありますよ。
寝る前の数分間、あなたが好きな本を読んでみましょう♪
図書館利用が他者と交流のきっかけに
読書は他者とあなたが交流するきっかけ作りになりますよ。
退職や育児を終了した高齢者は外出が減る傾向にあります。
「歩くことがしんどい」「交通手段がない」「行きたいと思う場所がない」など理由はさまざまです。
そこで、外出する機会が減っているあなたには図書館の利用をおすすめします。
図書館は無料で利用できるのはもちろん、いろいろなサービスがありますよ♪
私がよく利用する公立図書館で利用可能なサービスの一部を紹介しますね。
図書館は本を読めるだけでなく、定期的にイベントが開催されています。
地域交流の場としても役立っており、外出機会が減っている高齢者におすすめです。
高齢者の読書は趣味につながる本がおすすめ
高齢者の読書には、興味があるジャンルから選ぶことおすすめします。
若い頃は集中力があり、新しいジャンルに挑戦もできますよね。しかし高齢になると集中力が衰えてきます。
そのため興味がない・新しいジャンルなど無理に挑戦せず、読んで楽しいと思う本を選びましょう。
特におすすめするのは趣味関連本です。ここでは高齢者に人気の趣味をご紹介します。
高齢者には趣味と関連した本が人気ですよ。それぞれ人気本を紹介していきますので参考にしてくださいね。
夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業
俳句は文章を考えたり、情景を思い出したりすることで頭の体操になります。
こちらは俳句を「読み解く」「作る」などの楽しみを両方教えてくれると評価が高い一冊です。
俳句はテレビ番組でも放送されるほど世代を問わず人気の趣味です。
俳句は一種の言葉遊びであり、言葉を選んだり情景を想像することで脳トレにもなりますよ。
俳句は長く続けられる趣味なので読んでみてくださいね。
毎日脳活1 30日30種最新脳ドリル
脳ドリルはただ本を読むだけではなく、問題を解くことでさらに脳が活性化されます。
こちらは簡単すぎず難易度が高齢者にピッタリと人気のドリル形式本です。
実際、高齢者が利用するデイサービスでも脳活ドリルは使用されています。
認知症予防に脳の体操ができるのでおすすめですよ♪
大人の塗り絵
塗り絵は老若男女問わず簡単に始められる人気ですよね。
塗り絵に集中することで、無心となりストレスが軽減されます。
塗り絵の苦手なあなたでも見本がついているため安心ですよ。
塗り絵を選ぶ時のポイントは、最後まで完成させられるかです!
達成感を味わうことでさらなるストレスの軽減につながりますよ。
長生き部屋トレ
高齢者は急に運動を始めようと思っても体力の低下が原因で続かないですよね。
健康で長生きを目指す高齢者に簡単なトレーニング本が人気ですよ。
私は看護師としてたくさんの高齢者と関わってきましたが、実際に軽い運動でも長く続けていると健康寿命が延びますよ。
こちら本は全てカラー写真で紹介されており、とても分かりやすいと高評価です。
高齢者に読書をおすすめする理由と効果を解説しました。
高齢者は興味のある本を読んで楽しい気持ちになることが大切ですよ。
おすすめの本を4冊紹介しました。ぜひ興味のある本を選んでみてくださいね。
高齢者の読書離れが進行している原因とは?
若い世代と同様、高齢者にも読書離れが進行していると言われてます。
高齢者が読書離れしている原因は、加齢による身体の変化が多いですよ。
本が好きだったのにだんだんと読まなくなってきた。
ここでは高齢者の読書離れは何が原因か解説していきます。
あなたや周りの高齢者が、読書を再開できるヒントになるかもしれません。
文字が見えづらい
本の文字が見えづらいことが原因で読書離れを起こしてしまいます。
高齢者は視力の低下だけでなく、白内障など疾病により文字が見えづらくなります。
見えづらい文字を一生懸命に読もうとすると疲れますよね。文字が見えづらいと、読書を避ける原因の1つになります。
集中力の低下
集中力が低下すると本を読み進めることができず、読書離れの原因になります。
本は集中して読むことが必要です。しかし集中力が続かず嫌になってしまうこともあります。
この場合、認知機能の低下だけが原因ではなく加齢に伴い自然と衰えてくるため、集中力がなくなります。
集中力を高めることができる簡単な生活習慣を3つ紹介します!
- しっかり睡眠を取る
- 適度な運動
- 必要な食事をしっかり取る
生活習慣の見直しで集中力が改善できるかもしれませんね。ぜひ試してみてください♪
認知機能の低下
認知機能の低下とは、理解力・判断力・記憶力などが低下している状態です。
認知機能が低下すると、文章を理解できず読書離れが起こります。
私は病院勤務をしており、認知機能が低下した高齢者にいろいろなジャンルの本を渡しても興味すら持ってもらえなかった経験があります。
認知機能低下の予防には、元気な時から趣味を続けたり適度な運動習慣を身につけたりすることが必要ですよ。
本を入手できない
高齢者は気軽に本を入手できないことがあり、読書離れが進んでしまいます。
高齢者は身体的な理由や消極的になりがちで外出の機会が減ってしまいます。
そして、書店や図書館に行く機会の減少で読書離れが進みます。
そんな時は高齢者に本をプレゼントすると大変喜ばれますよ。
高齢者の読書離れが進行している原因をまとめると以下の通りです。
- 視力低下や疾病で文字が見えづらい
- 認知機能の低下や加齢に伴い集中力が落ちる
- 認知機能の低下で本を読むことができない
- 外出の頻度が減り本を手に入れることができない
身体的な理由が多いことが分かりましたね。次は高齢者の読書が増える方法を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
高齢者の読書に使うタブレットの選び方とは?
タブレットがあれば書店や図書館へ行かずに何冊もの本が読めるので、高齢者にこそおすすめします。
初期設定や購入操作が苦手な場合、家族などの協力は必要です。
実は読書専用タブレットは操作が分かりやすい物もありますよ。
ここでは高齢者が使う「読書専用タブレット」の選び方を解説します。
書籍専用タブレットと言えばこちらの「Kindle」が有名ですよ。
Kindleは蔵書数日本最大級なのが特色です。また、Amazonと連携しているので会員になればお得に読書できると高評価が続いています。
ディスプレイのサイズは7~8インチ程度にする
読書に特化したタブレットを選ぶのであれば、7~8インチがおすすめですよ。
タブレットのサイズは7~13インチなど種類が豊富です。
書籍専用タブレットは読書をする場所に合わせてサイズを選択すると良いですよ。
7インチは文庫本サイズなので、持ち運びにも便利です。しかし、小さすぎると使いにくさを感じる高齢者もいます。
個人の好みや視力に合わせてサイズを選んでくださいね。
できるだけ軽量モデルにする
高齢者がタブレットを使用する場合、軽量モデルにすると読書が集中でき持ち運びにも便利です。
ディスプレイ(画面)のサイズが大きいほどタブレットは重くなりますよ。
7インチは200~250g、8インチは250~300g 9~10インチは500~600g以上となります。
ペットボトル1本が500gなので、それ以下の重さが持ち運びに便利ですよ。
文字サイズを変更できる物にする
読書専用タブレットには文字を拡大できる機能があり、視力低下があるときに役立ちます。
高齢者は文字の見えづらさによって読書離れを起こす場合があります。
せっかく便利なタブレットを購入するのであれば、文字サイズが変更できるモデルか確認しましょう。
文字を拡大できる機能が紙の本当とは違うメリットですね。
Wi-FiかSIMフリーモデルにする
タブレット読書をする場所によってWi-FiかSIMモデルにするか選択が必要です。
自宅だけで使用するのであればWi-Fiモデルがいいですよ。
Wi-Fi環境を整える必要はありますが、データ量を気にせず使用できるからです。
外出先でも使用するのであればSIMフリーモデルがおすすめです。
契約や月額使用料金の必要はあるけれど、外で読書なんて気分転換になりますよね♪
高齢者が読書に使用するタブレットの選ぶポイントを解説しました。
タブレットは高齢者には難しいと思われますが、一度操作方法を覚えればとっても便利ですよ。
高齢者に読書をおすすめする理由と効果のまとめ
- 高齢者の読書は脳へ良い刺激があり、認知症予防になる
- 集中して読書をするとストレス軽減、睡眠効果がある
- 図書館を利用すると読書だけでなく交流や外出のきっかけとなる効果がありおすすめ
- 高齢者に興味のあるジャンル本として、「夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業」「毎日脳活1 30日30種最新脳ドリル」「大人の塗り絵、長生き部屋トレ」などがおすすめ
- 高齢者は加齢による身体の変化が原因で読書離れを起こす
- タブレット読書は書店や図書館へ行かずに本が読めるので高齢者にこそおすすめ
- 高齢者が使用するタブレットは小さく軽いモデルがおすすめ
- 視力低下のある高齢者には文字サイズが変更できるタブレットを選ぶと良い
高齢者に読書がどのような効果をもたらすのか解説してきました。
しかし、加齢に伴う身体的な変化で読書離れが進行していることも事実です。
高齢者が快適に読書を楽しめるよう、タブレットを使用するなど工夫してみてはどうでしょうか?
高齢になっても生涯に渡り、読書を楽しめると良いですね♪
いざ読書をしようとしても文字が小さくて諦めたことはありませんか?
こちらの商品はカードタイプのルーペとなっており、大きすぎず使い勝手がよいと口コミでも高評価ですよ。
今まで諦めていた本をルーペを使って読んでみてくださいね。
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