妊娠中に読書をするなら実体験を綴ったエッセイや親子のつながりが描かれた小説、そして絵本がおすすめです。
エッセイや小説を楽しむことでリラックス効果が期待できます。
特に絵本は読み聞かせがおすすめです。胎教に良いので積極的に行いましょう!
産休や入院などで時間にゆとりができると、読書がしたくなりませんか?
産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、ゆっくり本を読む時間はありませんので妊娠中に読んじゃいましょう!
妊娠中の暇つぶしに読書したくなったあなたにおすすめの本を8作品ご紹介します!
この記事では「妊娠中に読んでよかった!」という声が多いタイトルばかりを集めてみましたので人気度の高いものがわかりますよ♪
この記事をリスト替わりに書店や図書館に行っちゃいましょう!
エッセイや小説・絵本でリラックスするのと同時にこちらの本で妊娠出産を知っていきませんか?
アメリカで大ヒットを記録した妊娠出産本の日本版です。
妊娠から出産まで日ごとの赤ちゃんの様子を解説してくれるので1日1ページの楽しみにするといいですよ。
目次
妊娠中の読書におすすめのエッセイ本3作品!
妊娠中の読書に迷ったなら、妊娠や出産がテーマのエッセイがおすすめです!
エッセイは作家さんが実体験をおもしろくまとめた作品が多く、楽しい気持ちで読めます。
同じ悩みを持った人の気持ちがわかったり、反対に全然違う感想に驚いたりしておもしろいですよ。
実体験なのでリアルな感想に共感することも多いかもしれません。
こんなことは自分だけだろうと思っている出来事でも、同じ状況の妊婦さんって意外といるんですよね。
それが著名な作家さんだったらなんだか嬉しくなっちゃうかもしれません。
エッセイで作家さんとの共通点を探してみるのも妊娠中ならではの読書の楽しみ方です♪
妊娠・出産がテーマのおすすめエッセイを3作品ご紹介します!
きみは赤ちゃん(川上未映子)
芥川賞作家、川上未映子さんが綴った出産と育児のエッセイです。妊娠出産は十人十色、ひとそれぞれとはよく言ったものです。
私も同じ妊娠出産を体験した者の1人ですが、同じ道を歩いてもこんなに違う景色が見えるのかと思いました。
作家さんは世界の見え方が違うのかもしれない…と思ったら「あるある!わかる~!!」という共感もたっぷりで、笑いあり涙ありなおすすめの1冊です。
友人の妊娠中や出産体験話を聞かせてもらったような親しみやすさがありますよ。
そういうふうにできている(さくらももこ)
私調べ人気No.1でした!!先輩ママさんはもちろん、読書愛好家から絶大な支持を得る1冊です。
ちびまる子ちゃんで有名なさくらももこさんの妊娠出産エピソードを独自の感性たっぷりに語ってくれています。
序盤に登場する「トレンディな産院」のトレンディを疑いつつもフレッシュレディな看護師を期待して来院した辺りからもう抱腹絶倒です(笑)
読み出したら止まりませんし、さすがの世界観はとても元気になれるので読んで損はないですよ!
大丈夫やで ばあちゃん助産師のお産と育児の話
こちらも多くの先輩ママさんがおすすめする、とても人気な1冊でした。
助産師としてたくさんの赤ちゃんを取り上げ、悩めるママさんに寄り添ってきた坂本先生があなたを励ましてくれますよ。
一言メッセージだけでも読んでみてください。きっとそのまま本文も読んじゃいます。
つらい時に前向きになれる言葉はもちろん、母親として肝に銘じておかなければとハッとさせられるメッセージもたくさんです。
妊娠から出産、育児まで力になってくれる言葉に溢れたエッセイ本です。
妊娠中の読書効果は想像力アップ!?小説に共感しよう!
妊娠中の読書で小説を読めば想像力が鍛えられるので産後の育児に役立つ効果がありますよ。
出産や育児は事前の備えがつきものですよね。お出かけに多くなる荷物や先回りした準備、家事との両立など想像、予想してばかりの毎日がやってきます。
読書で培われた判断力やとっさのひらめきがあなたの育児を楽にするかもしれませんよ。
小説は読みながら感動して涙を流すこともあるでしょう。妊娠中はホルモンの影響で気分の浮き沈みも激しくなります。
ストレス解消やリラックス効果も期待できるのでおすすめです。
共感しやすい「妊娠・出産」をテーマにした小説を紹介します。
月の砂漠をさばさばと(北村薫)
作家の「お母さん」と9歳の娘「さきちゃん」の心温まるやりとりがたっぷり描かれています。
こちらは二人の会話シーンが多く、読書初心者でも読みやすくておすすめです。ページ内の文字数も比較的少なめなので、活字が苦手でもさらっと読めますよ。
優しいタッチの挿絵が添えられていてほっと癒される、ストレス解消に効果的な一冊です。
子供とこんな会話ができるお母さんって素敵だな、こんな親子になりたいなと思わせてくれます。お母さんとさきちゃんの掛け合いにクスッと笑ってしまいますよ。
予定日はジミー・ペイジ(角田光代)
誰もが妊娠出産に前向きになれるわけではありませんよね。
妊娠を心から喜べない自分はダメ妊婦だ…そんな葛藤と共に出産へと進んでいく主人公の十月十日を直木賞作家の角田光代さんが描いた作品です。
自己嫌悪に陥った時に読んで「私だけじゃないかも」と安心し共感してしまうのではないでしょうか。
妊娠中の主人公の日記のように日付と出来事が並んでいるのでこちらも読みやすくておすすめです。
時折出てくる食事や料理の描写がアクセントになっているのも素敵なポイント。しかし食欲をそそられるので体重管理中の妊婦さんにはちょっと悩ましいかもしれませんね。
妊娠中の読書で読んでよかった声が多いのは実は絵本!?
妊娠中に「読んでよかった!」と先輩ママがおすすめする本は絵本がとっても多いです。
その理由は絵本の読み聞かせが手軽に取り組みやすい胎教のひとつであること。
また妊娠・出産のお祝いにプレゼントされることもよくあるので絵本に触れる機会が増えることも一因ではないでしょうか。
赤ちゃんはおなかの中でママの声を聞いていると言いますから読み聞かせは積極的にしてあげたいですね。
暇つぶしや気分転換が目的であれば、文字もページ数も少ない絵本は妊娠中の体に負荷をかけずに楽しめるのでぴったりだと思います。
読書に苦手意識を持っていても楽しめる良いことづくめの絵本ですが、特に読んでよかったという声が多い3作品をご紹介します。
ちいさなあなたへ
こちらは妊娠中に読んでよかった「本」としてもおすすめする声が多かった1冊です。
私はこの絵本を読んでまず母親に会いたくなりました。そして我が子がさらに愛おしく感じたんです。
柔らかいイラストと真っ直ぐな母の愛を文にのせていて、思わずうるっとしちゃいますよ。
絵本なので読書と言うほど肩に力を入れずに楽しめるのはもちろんですが、得られる満足感はとても大きい作品です。
なかがわちひろさんの翻訳で「ちいさなあなたへ」というタイトルのこの絵本。
英語のタイトルは「Someday」(いつか)です。読んだ後この「いつか」が心に刺さるはず。必見です。
おなかの赤ちゃんとお話ししようよ
おなかの赤ちゃんは母親であるあなたが守っていて、赤ちゃんの未来がどうなるかは母親次第だ、そんな考えが全てではないと気づかせてくれる絵本です。
描かれた絵は額に入れて飾りたいほど美しく、添えられた文は詩的であたたかみがあります。
日本人の作家さんが書かれた本ですが、英訳文も添えられているのがちょっと珍しいですよね。
出産や育児のプレッシャーから少しだけ解放されるような癒しの読書時間になると思いますよ。
悩んでいる時に読んだら涙が出ちゃうかもしれません。ママのセリフは声に出して赤ちゃんに語りかけてあげるのがおすすめです。
どんなにきみがすきだかあててごらん
チビウサギとデカウサギ、2匹のウサギのおやすみ前のひとときを描いた絵本です。
先に紹介した2冊は妊娠中のあなたにおすすめしたい作品だったのでどちらかと言うと大人向けでした。
こちらは赤ちゃんが生まれてからも一緒に楽しみたい絵本です。胎教にもぴったりだと思いますので、ぜひ優しい声で語りかけてあげてください。
赤ちゃんがチビウサギくらい大きくなったら絵本と同じやりとりをするのかな、なんて想像して笑顔になっちゃう、そんな1冊です。
妊娠中はエッセイ・小説・絵本以外読んじゃダメ?
もちろん妊娠中に読んではいけない本なんてありません。
お好きなジャンルで読書時間を楽しんで良いのです。
この記事でエッセイや短めの小説・絵本をおすすめしたのは体にかかる負担が少なめだからです。
毎日少しずつ読むことができたり、体が疲れを感じる前に読み終わったりするくらいの本が妊娠中にはちょうどいいと思います。
「妊娠中や産後は針仕事をするな」と聞いたことがありませんか?
これは目を酷使するのが妊娠中や産後の母体に悪影響ということで言われてきました。
目の疲れは頭痛や目眩を引き起こします。また目の周りの筋肉が酷使されているということなので、脳も疲労し骨盤の歪みや子宮の萎縮につながることもあるのだとか。
読書にのめり込んだ結果、睡眠不足になることもあるでしょう。妊娠中は質の良い睡眠をとることをおすすめします。
せっかくリラックスしたくて読書をしているのに、夢中になりすぎて健康被害を起こしては元も子もありません。
どうしても読みたい内容やページが重めの本があって、普段読書に慣れていないのであれば体調と相談しながら無理せずに読み進めてくださいね。
特にこだわりがなければ目の疲れを感じにくくさせるエッセイや短めの小説・絵本をおすすめします。
しかし夢中で読み進めていると知らない間に負担をかけてしまう可能性があるので、のめり込みすぎにご注意ください。
赤ちゃんが生まれたら読書ができないからと言って長時間にわたり読書をするのはやめましょうね。
何事も程々が大事ですので体に負担をかけないよう、妊娠中はリラックスして読書を楽しんで欲しいなと思います。
妊娠中の読書におすすめな本8作品のまとめ
- 妊娠中に読書をするなら実体験を綴ったエッセイや親子のつながりが描かれた小説・絵本がおすすめ
- 妊娠中の読書に迷ったなら、同じ悩みや感想に共感できる、妊娠や出産がテーマのエッセイがおすすめ
- エッセイのおすすめは「きみは赤ちゃん」「そういうふうにできている」「大丈夫やで~ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし~」の3作品
- 妊娠中の読書に小説を読むことで想像力が鍛えられるので産後の育児に役立つ効果がある
- 小説のおすすめは「月の砂漠でさばさばと」「予定日はジミー・ペイジ」の2作品
- 妊娠中に読んでよかったと先輩ママがおすすめする本に、実は絵本が多い
- 絵本のおすすめは「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」「ちいさなあなたへ」「どんなにきみがすきだかあててごらん」の3作品
- 妊娠中はどんな本を読んでももちろんOKだが、目を酷使しすぎないよう気をつけることが大事
私の妊娠中は絵本の読み聞かせで赤ちゃんの胎動を感じたな~なんて思い出もあります。絵本によって反応が違ったりするんですよね。
「ああ、こういう絵本がお好みなのね」と思っていましたが大きくなった我が子を見ればなんだか納得です(笑)
妊娠中という特別なひとときを読書で楽しんでくださいね♪
赤ちゃんとの出会い、そして育児はわからないことだらけです。こちらの本を読んで赤ちゃんのことをもっとよく知ってみませんか?
この記事で紹介した「きみは赤ちゃん」にも登場します。川上未映子さんもご友人からおすすめされて「ひとつひとつ大事に読んだ」と語っているのが印象的でした。
私も妊娠中にこの本に出会えていたらよかったのに…!と悔やまれるばかりです。
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