祖父母が孫にお菓子をあげすぎるときは、おやつの時間や量を決めておきましょう。
「祖父母がお菓子をあげすぎる!」「孫に甘い!」などと悩んでいませんか?
祖父母からすると、孫は可愛く何でもしたくなって、甘やかしてしまうようです。
でも、祖父母がお菓子をあげすぎて、虫歯になったり、必要な栄養が取れなくなったりすると困りますよね。
ここでは、祖父母がお菓子をあげすぎるときの対処法を紹介していきます。
祖父母が孫にお菓子をあげすぎることもなく、よりよい関係を築いていけるようになりますよ。
また、子どもへのお菓子の影響についても説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
祖父母が孫にお菓子をあげすぎると身体に影響がある?
祖父母が孫にお菓子をあげすぎると、身体にはどんな影響があるのか気になりますよね。
お菓子による子どもの影響は、大きく分けて3つあります。
- 虫歯になりやすい
- 糖尿病や肥満体型になる可能性がある
- 必要な栄養を取れなくなる
子どもの健康を願う親としては、どれも避けたいことばかりですよね。
1つずつ説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
虫歯になりやすい
甘いお菓子を食べすぎたり、おやつの時間が長かったりすると、虫歯になりやすくなります。
甘いものを食べると虫歯になるって聞くけど、スナック菓子なら大丈夫なのかしら?
スナック菓子でも虫歯になることがあるので、注意してください!
甘いものだけが原因ではなく、歯の間に食べカスが長く残って虫歯になることが多いです。
お菓子の量だけでなく食べている時間が長いと、その分虫歯になるリスクが大きくなりますよ。
食後に歯磨きをすることが虫歯にならないためにも大切です。
しかし、おやつを食べる頻度が多いと毎回歯磨きをするもの大変ですよね。
虫歯にならないためにも、祖父母が孫にお菓子をあげるときは、量や時間に気を付けましょう。
糖尿病や肥満体型になる可能性がある
甘いものや高カロリーのお菓子を食べていると、糖尿病や肥満体型になる可能性があります。
甘いお菓子やスナック菓子、ジュースは思っている以上に、糖分やカロリーが多いです。
子どもが好きなだけお菓子を食べていると、簡単に過剰摂取してしまい、肥満体型になる可能性があります。
また、ジュースや甘いお菓子の取りすぎで糖尿病を引き起こす場合もありますよ。
子どもが健康で生活するためにも、お菓子の過剰摂取には気を付けましょう。
必要な栄養を取れなくなる
祖父母が孫にお菓子をたくさんあげてしまうと、ご飯を食べられなくなりますよね。
そうすると、ご飯から取れる必要な栄養素が不足してしまいます。
子どもは食事の栄養バランスや健康について考えながら、食べ物を選ぶのは難しいです。
お菓子をたくさんあげると、子どもはそのとき食べたいものを好きなだけ食べてしまうでしょう。
お菓子で満腹になってご飯を食べずにいると、必要な栄養が取れなくなりますよね。
また、就寝前にお腹が空いて食べるようになると生活習慣が乱れ、子どもの心身の成長を妨げることになります。
祖父母が孫を甘やかすには理由がある?
祖父母が孫を甘やかすには、大きく分けて3つあります。
- 責任感がない
- 孫に気に入られたい
- 孫はいつまでも小さいイメージがある
私の母も娘におもちゃやお菓子をよく買ってきています。母は、娘の喜ぶ顔が見たくてついたくさん買ってきてしまうようです。
親からすると、嬉しい半面、「甘やかしすぎでは?」と少し複雑な気持ちになりますよね。
これから、祖父母が孫を甘やかす理由を説明していくので、参考にしてみてください。
責任感がない
祖父母は孫に対して、親のように責任感を持って関わることはあまりありません。
親は、子どもを1人の人間として自立できるようにしたいと責任感を持っています。
しかし、祖父母は孫に立派に育ってほしいと思いながらも、しつけや教育は親がするものだと思っていることが多いです。
そのため、祖父母はしつけや教育のことをあまり考えずに孫と関わります。
親からすると、そんな祖父母の姿が責任感のない行動だと感じてしまいますよね。
孫に気に入られたい
祖父母は、おもちゃやお菓子などを買って孫に気に入られたいと思っています。
祖父母は孫にしてあげたい気持ちが強いので、親がしつけていることを考えずに何でもしてしまいがちです。
そして、祖父母がいろいろなものを孫にあげて甘やかすと、次々と欲しいものを要求するようになるでしょう。
おばあちゃんはたくさんくれるのに、何でお母さんは駄目って言うの?
子どもは、祖父母と親との意見が違うと納得できなくなり、親子の信頼関係も築きにくくなります。
孫はいつまでも小さいイメージがある
祖父母にとって孫はいつまでも可愛く、小さいというイメージがあります。
子どもは日々成長し、着替えや歯磨きなどの生活習慣は、3歳頃からでもできるようになっていきますよね。
しかし、祖父母は孫のことを赤ちゃんというイメージを持ち、何でもやってあげたくなるものです。
子どもは大人がしてくれると思うと自分からやらなくなり、自主性や生活習慣が身に付きにくくなります。
祖父母が何でも手伝ってしまうときは、子どもができるようになったことを見せる機会にしましょう。
子どもは、自分でするようになり、祖父母も孫の成長を感じられますよ。
祖父母と孫をよりよい関係に!お菓子のあげすぎを解決
祖父母と孫がよりよい関係を作るには、親との関わりが大切です。
親と祖父母がぎくしゃくしていると、敏感な子どもはそれを感じ取り、関係も悪くなってしまいますよね。
祖父母がお菓子をあげすぎるときの対処法は、大きく分けて4つあります。
- 祖父母と会う時間を決める
- おやつの時間を決める
- 1人分のおやつを決める
- 専門家の意見を伝える
祖父母の気持ちを受け止めながら、対処していくことでよりよい関係を作っていけます。
祖父母と孫が楽しい時間を過ごせるように、参考にしてみてください。
祖父母と会う時間を決める
祖父母と会うのは、おやつの時間にしましょう。祖父母は時間を気にせず、孫にお菓子をあげてしまうこともありますよね。
ここで、祖父母に向かって「やめてください!」「ご飯前なので駄目です!」などと強い口調で言ってしまうと、いい関係性が作れなくなります。
祖父母の孫を喜ばせたいという気持ちを尊重できるよう、おやつの時間に会うのがおすすめです。
お菓子をあげたいという祖父母の気持ちを無駄にせず過ごせますよ。
おやつの時間を決める
普段からおやつの時間を決めて、子どもに習慣づけておくことが大切です。
時間を決めずに、おやつ以外にも食べる習慣がつくと、食べたくなったらその度にお菓子を要求するようになります。
前はご飯前にもお菓子をくれたのに
今日は駄目って言われた…。
その時々によって、お菓子をあげたりあげなかったりすると、子どもは混乱し親子の信頼関係が築きにくくなります。
そうならないためにも、子どもと「おやつは3時に食べようね」と時間を決めて、約束しておきましょう。
祖父母が孫にお菓子をあげたときは、「おやつの時間はいつだっけ?」「次のおやつのときに食べようね!」などと言って、子どもが約束を思い出せるようにするといいですよ。
子どもは約束を守ることや、おやつの時間を気にして時計や数字に興味を持つようになります。
1人分のおやつを決める
おやつを食べる前に、子ども1人分のお菓子を取り分けておきましょう。
祖父母がお菓子をたくさん出してくれたときに、そのまま机の上に並べておくと、子どもは好きなだけどんどん食べてしまいます。
子ども1人分のお菓子を皿に盛ってあげると、「これが今日のおやつ」というのが一目で分かり、その量で終わりやすくなりますよ。
また、皿に盛ると祖父母に「お菓子のあげすぎです!」などと言うこともなくなり、よりよい関係を築けます。
祖父母の気持ちを受け止めながら、孫との楽しい時間を過ごしましょう。
専門家の意見を伝える
子どもにアレルギーがあり、食べ物に注意が必要なときは、祖父母に専門家の意見を伝えましょう。
祖父母にアレルギーのことを伝えても、あまり理解してくれない場合がありますよね。
また、アレルギーでなくても、お菓子のあげすぎを止めてくれないときもあります。
保育園の先生がこうおっしゃってましたよ。
病院の先生にこう言われました。
専門家の意見として祖父母に伝えると、きちんと話を聞いてくれることが多いです。
祖父母も、孫の体調が悪くなったり、苦しんだりするのは望んでいません。
孫が元気で健康に育ってほしいという気持ちは、親と同じです。
祖父母と孫にとってどうするのがいいのかを、話し合ういい機会にしてみましょう。
祖父母が孫にお菓子をあげすぎるときの対処法のまとめ
- お菓子が与える影響として、虫歯や糖尿病、肥満体型になりやすく、必要な栄養が取れなくなることがある
- 食後に歯磨きをすることが虫歯にならないためにも大切
- 祖父母が孫を甘やかすのは、「責任感がない」「孫に気に入られたい」「孫はいつまでも小さいイメージがある」などの理由がある
- 祖父母がお菓子をあげすぎるときの対処法として、「祖父母と会う時間を決める」「おやつの時間を決める」「1人分のおやつを決める」「専門家の意見を伝える」などがおすすめ
- 祖父母の孫を喜ばせたいという気持ちを尊重できるよう、おやつの時間に会うのがいい
- 祖父母に専門家の意見として伝えると、きちんと話を聞いてくれることが多い
祖父母が孫にお菓子をあげすぎるときの対処法を紹介してきました。
祖父母とよりよい関係を作っていくためにも、どのように対処していくのがいいのか分かったと思います。
祖父母の孫にしてあげたいという気持ちを尊重しながら、楽しい時間をともに過ごせるようにしていきましょう。
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