祖父母と暮らすことで孫の性格がわがままになるというわけではありません。
この記事では祖父母と暮らすことで孫の性格が優しくなるなどのメリットや、親と祖父母が与える孫への愛情の違いを解説しています。
私も学生時代、2年ほど祖父母と暮らす時期がありました。
料理や植物の育て方など、たくさんのことを教えてもらったので大切な思い出になっています。
しかし祖父母と暮らしているうちに、孫がストレスを抱えてしまうこともあります。
ストレス対策方法も紹介しているので最後までぜひ読んでくださいね。
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目次
祖父母と暮らす孫の性格はわがままが多いのか?

しかし、祖父母と暮らすことが原因で孫の性格がわがままになるわけではありません。
そもそも、祖父母と親は愛情のかけ方や愛のかたちに違いがあります。
違いを理解したうえで祖父母と暮らせば、孫の性格に問題がでる心配もなくなるはずです。
祖父母に甘やかされてもわがままにならない!
祖父母と暮らす孫は甘やかされるせいで、わがままな性格になるわけではありません。
わがままを言う理由は他にもあります。[親の愛情が不足している]と子どもが感じているときです。
子どもは、自分の気持ちを上手に伝えられません。
親が家事や仕事で忙しそうにしていたら、[迷惑をかけたくない][嫌われたくない]と我慢してしまいます。
子どもがわがままなときは、「もっと目を向けて!」という愛情不足のサインと考えてみてください。
どんなに祖父母からたくさんの愛情を受けても、やはり親の代わりにはなれません。
子どもはいつも親の愛を求めていることを忘れないでください。
祖父母と親は愛情のかけ方に違いがある!
祖父母が孫にそそぐ愛情と、親が子どもにそそぐ愛情には違いがあります。
子どもの親には、[子どもを立派に育てなくてはいけない]責任があります。
愛情をそそぐことは当たり前ですが、子どものために叱る(指導する)ことも必要です。
[食事前におかしを食べない][欲しいものをすぐに買い与えない]など、親は子どものために厳しく言う場面は多いですよね。私もおかしを食べ過ぎている娘に注意したら「ママなんて嫌い!」と言われた経験があります。
すべては子どもの為ですが、なかなか子どもに分かってもらえないかもしれません。
しかし祖父母には孫を育てる責任はないので、親のように叱ることはほぼありません。
孫が喜ぶなら!と、おかしやおもちゃを買い与えるかもしれません。
この行動は、祖父母なりに愛情をそそいでいるのです。
祖父母と親の愛情のかけ方は違うんだとお互いが理解するために、事前にしっかり話をする必要があります。
関係性を崩すことなく祖父母に伝える方法がこちらの記事にも載っているのであわせて読んでみてくださいね。
祖父母と暮らす孫が得られるメリット3選!


祖父母と暮らすメリットは孫にあるのかしら?
もちろん、祖父母と暮らすメリットはたくさんあります。大きく3つに分けてみました。
3つのメリットをみると、子どもにとってとてもいい環境ですよね♪1つずつ説明していきますね。
おもいやりの気持ちが自然に育つ
祖父母と暮らす孫は、誰かが困っている場面に出くわしたときも、自然に手をかせる子どもが多いとも言われています。
祖父母と暮らしている孫は、日常でおじいちゃん、おばあちゃんをしっかりと見ています。
高齢になると身体も弱くなり、重いものを持てないことや疲れやすくなることを自然に理解していきます。
祖父母が困っていたら助けたいと思う気持ちが日常であるからこそ、おもいやりの気持ちが自然に育まれるのです。
私も祖父母と暮らしていたとき、重いものを持ってあげたり、転ばないように手をつないでいました。
自然に思いやりの気持ちが育つとはこういうことなのか!と実体験で知りました。
人それぞれの価値観があることを知れる
祖父母と暮らす孫は、親以外に世代が違う大人の話をたくさん聞ける環境で過ごせます。
親からは聞けない意見を聞くことで学びも多く、子どもの視野もどんどん広がっていきますよ。
私も祖父母と暮らしていた時期があったおかげで、価値観は人によって違うのだと知りました。
自分の主張をする前にまずは周りの意見を聞くようになれたのも、子ども時代にさまざまな価値観を知れたおかげかもしれません。
たくさんの愛情をもらうことで、自己肯定感が育つ
祖父母は言い方をかえると[孫の絶対的な味方]です。
親以外にも愛情を与えてくれる存在がいるだけで、子どもの心を安定させて自己肯定感(じここうていかん)を育ててくれます。
まわりと比べることなく子どもが「そのままの自分」を認め、大切にする感覚。
自己肯定感は大人になっても必要とされているので子どものうちに身につけていると将来とても役立ちます。
自己肯定感が育つと失敗を恐がらずにチャレンジできますし、子どもが自然に可能性を広げていけますよ。
世代を超えた交流は、たくさんの学びや笑顔をもたらしてくれます♪
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祖父母と暮らす孫はストレスを抱えている?

孫が祖父母と暮らすと、口うるさく言われることが原因でストレスを抱える可能性もあります。
子どもが祖父母と暮らすだけで、ストレスになるのは悲しいですよね。
祖父母と暮らす孫のストレスを減らすためには、「そうだねぇ。」と優しく聞き流すことも大事です。
親が子どもに分かりやすく教えてあげましょう。
口うるさく言われ過ぎると、「そんなこと分かっている!」「考え方が古い!」と誰でもイライラが止まらなくなりますよね。
言われるたびにイライラしてしまうと、当たり前ですがストレスが溜まってしまいます。
孫は祖父母の口出しに反応しないくせをつけるだけで、ストレスを減らせますよ。

ストレスを減らすためとはいえ、聞き流すってなんだか悲しいな。
そう思う気持ちはとても分かります。しかし、楽しく祖父母と暮らす環境ができると思えば、優しく聞き流していいのではないかと思います。
祖父母に限らず、親も子どもにはついあれこれ言ってしまいますよね。
私もついつい子どもに言い過ぎてしまうので気を付けたいと思います。
また、別の方法でもストレスを減らせます♪好きな芸能人や趣味など、祖父母と共通で楽しめる話題をもつこともおすすめです。
私は祖母とは料理の会話、祖父とは植物の会話をよくしていました。
私が話しかけるだけで祖父母はとても嬉しそうでした。
楽しい話題でよく会話していたせいか、祖父母から口うるさく言われた記憶はありません。
祖父母と孫は年代が離れているからこそ、考え方が違うことは当たり前です。
孫が「そうだね」と言ってくれるだけで、祖父母は理解してもらえたと感じられます。
子どもが悩んでいたらぜひ、親が優しくアドバイスしてみてください♪
祖父母と暮らす孫の性格はわがままになる?まとめ

- 祖父母と暮らすことが理由で孫の性格がわがままになるわけではない
- 祖父母が孫にそそぐ愛情と、親が子どもにそそぐ愛情には違いがあることをお互いに理解する必要がある
- 祖父母に甘やかされたから子どもの性格がわがままになるわけではなく、親の愛情不足が原因の場合もある
- おもいやりの気持ちが自然に育ったり、自己肯定感が高くなったりと祖父母と暮らすメリットはたくさんある
- 孫が祖父母と暮らすと、口うるさく言われ過ぎてストレスを抱えることもある
- 祖父母と暮らす孫のストレスを減らすためには、共通で楽しめる話題を持ったり、ときには優しく聞き流すこともおすすめ
祖父母と暮らす孫は、祖父母を身近に見ているからこそ、優しい性格に育つとも言われています。
私も祖父母と暮らして、思いやりの心を知りました。祖父母と親で家族のルールをしっかり決めて、子どもにたっぷりの愛情を与えながら楽しく過ごしてくださいね♪
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