サンルームはDIYや賃貸でも後付けで設置、更に簡単に目隠しもできますよ♪
「家を建てたときは妥協したけどやっぱり欲しい」「賃貸でもおしゃれなサンルームってできるの?」と考えたことありませんか?
サンルームはおしゃれなだけでなく、部屋の目隠しになったり洗濯物を部屋干しできたりと実用性もあります。
せっかくサンルームを設置するならおしゃれなものにしたいですよね。しかしこだわりを詰め込みすぎてしまったら予算オーバーとなる可能性もあります。
そこで今回はおしゃれにサンルームで目隠しをしつつ、費用を抑えたDIY方法やサンルーム付き賃貸のおすすめポイントもご紹介します。
目隠しだけでなく、観葉植物を置いて癒し空間として利用するのもおすすめです。
初心者には乾燥や病害虫に強く、お手入れが簡単なパキラがおすすめです。
目次
サンルームはおしゃれに目隠しするのに最適
サンルームはおしゃれなだけでなく、目隠しにもなり実用的です♪
おしゃれにも、目隠しにもなるなんて一石二鳥ですよね。
- Qそもそもサンルームってなに?
- A
サンルームとは、ガラス窓に覆われながら庭先にせり出したスペースのことを指します。
フランス語の「Conserve(保存)」に由来する「コンサバトリー」がルーツと言われています。
また、サンルームはDIYで自作できます。
一戸建ての場合、あとからサンルームでおしゃれな目隠しを作りたいなら、DIYで自作してみるのがおすすめです。
また、サンルーム付きの賃貸もあるので、賃貸を探すときの条件のひとつにサンルームありを追加してみるのも良いかもしれません。
サンルームはおしゃれにDIY可能?やり方や確認事項は?
一戸建てでサンルームが欲しいなら、DIYで自作するのがおすすめです。
いちからDIYするのは不安という人にはキットも発売されているのでキットを活用してみましょう。
今回はキットを使ったDIY方法を2つご紹介します。
サンルームをDIYするには?
サンルームをDIYするならサンルームのメリットを最大限生かすため、日当たりの良い場所を選びましょう。
さらに、風通しや安全面もしっかり確認をして作るようにします。また、設置前に雑草駆除や小石などを除去しておきましょう。
サンルームをいちから自作するのは、必要となる材料も多く、DIY初心者にはハードルが高いです。
しかし、実はキットも発売されているので初心者はキットを利用することがおすすめです。
確認必須!!DIYする前に知っておきたいこと
サンルームをDIYをするなら事前に建造物に関する法律や税金など、放置しておけないことを確認しなければなりません。
サンルームを自作するうえで重要なことなのでしっかり確認しましょう。
1.サンルームをDIYすると固定資産税がかかる
サンルーム増築扱いとなるため、一般的な部屋と同様に固定資産税がかかってきます。
固定資産税は土地だけではなく住宅にもかかる税金のため、建造物を増やすということはサンルーム分の固定資産税が必要になってくるということを理解しておきましょう。
DIYするための材料費は最初にかかるだけですが、固定資産税は住宅がある限り払い続ける必要があります。まずそれを念頭に置いて設置しましょう。
しかし簡易的なものなら固定資産税がかからない場合もあります。
固定資産税の費用に関してはそれほど高額にならないことも多く、地域や内装材などによっても異なります。
一概には言えませんが6帖程度なら1万5000円ほどで抑えられる場合があります。
2.建ぺい率を確認し申請が必要な場合も
固定資産税同様、確認必須事項が建ぺい率になります。
建ぺい率とは、敷地面積に対して建てられている建築面積の割合で、土地に対して建てて良い建造物の面積が決まっている、ということです。
建ぺい率は住んでいる自治区によって異なり、業者に依頼した場合は業者が確認してくれますが、DIYで自作する場合自分で確認したり申請する必要があります。
建ぺい率を超えたサンルームを設置してしまうと違法行為になるので注意しましょう。
ただし元々ある部屋をサンルームに改築する場合、建ぺい率が変わらないので大丈夫ですが心配であれば自治体に確認してから進めてもいいでしょう。
テラス風木製サンルーム
木製サンルームはテラスやウッドデッキのような雰囲気を楽しめます。木製サンルームに必要となる骨組みは設置場所とサイズが合えばパーゴラのキットを活用すると便利ですよ。
- パーゴラ…軒先や庭に使う日陰棚のキットの骨組み
- 断熱材…床材に使用
- コンパネ…断熱材の上に敷く床材
- ポリカ中空ボード…窓になるもの、断熱効果や結露防止に優れている
- ビス…サビ防止のため、ステンレス製のビスで
- ポリカ中空ボード用の部品…雨水防止のリブ材など
- 木材…パーゴラ内部の木枠用
木製のサンルームはシロアリや腐食対策として、木材には防食・防虫加工を施しておきましょう。
では、実際にテラス風木製サンルームをDIYで作ってみましょう。
- パーゴラのキットは説明書通りに作成します。
- パーゴラを設置したらポリカ中空ボードを付ける木枠や側面用の木材を設置。
- 木枠にパッキンビスを使ってポリカ中空ボードを固定し、天井部分にも同じようにポリカ中空ボードをビスで留めます。
- 床に断熱材を敷きますが、柱周りはぴったりになるようカッターなどを使って加工しましょう。
- 断熱材が敷けたらその上にコンパネも設置します。
- 部屋とサンルームとの間にポリカ中空ボードを貼ります。
- 最後にポリカ中空ボードを固定した場所の雨水対策として、つなぎ目の内側から防水テープを貼ってリブ材で押さえます。
- あとはパッキン、ステンレスワッシャーの順番に噛ませ、ネジで固定すれば完成となります。
雨水対策は面倒でもしっかりとしておくことが大切です。
せっかくDIYしたのに雨水が侵入して腐食してしまう可能性があります。
費用を抑えたいならアルミ製サンルーム
本格的な構造で費用も抑えられるアルミ製サンルームは初心者におすすめです。
材料はキットの内容にもよりますが、連結用のボルトやフレームなど、ホームセンターでも購入できるものがあればOKです。
あとは木製同様に窓となるポリカ中空ボードや雨水対策の部品を揃えましょう。
- アルミフレームを適切なサイズに切ります。寸法はアルミ専用の3D CADがあると便利です。
- カットしたアルミフレームで骨組みを作り、連結部品であるブラケットを使って微調整しながら接続をします。
- フレームが連結できたら六角レンチで固定します。
- 枠に窓や天井、側面にポリカ中空ボードを取り付けますが、コストダウンする場合はビニールを貼り付けて簡易的にすることもできます。
- 下板を敷きフレーム溝にナットとボルトで固定します。
- あとは木製同様にポリカ中空ボードの雨水対策をして完成です。
アルミ素材のサンルームなら木製のものと違い、防腐・防虫処理の必要がありません。
手入れが簡単で初心者向けですがあまりに無機質すぎる場合は、木材と合わせてアレンジしてみると簡単に雰囲気が変わります。
サンルーム付きのおしゃれな賃貸物件
賃貸物件のサンルームは一戸建てと違い、天井部分から光が入らないという違いがあります。
一戸建ての場合、サンルーム部分が外側に飛び出す形で設計されていることが多く、日光をより取り入れやすい構造となっています。
入ってくる光の量は一戸建てにかなわないですが、天候に左右されずに洗濯物を干せるメリットなどもあります。
サンルーム付き賃貸のメリット
洗濯物を干す以外にもサンルーム付き賃貸のメリットがあります。
それぞれのメリットについて詳しくご説明します。
日当たり良好な物件
日光をたくさん取り入れるためのサンルームなので、サンルーム付き賃貸物件は日当たりがいいことが前提となっています。
言い換えれば、サンルーム付きということは、通常の物件よりも日当たりがいい可能性が高いということになります。
物件選びでは日当たりのよさを求める人は、サンルーム付き物件も視野に入れて考えると希望がかないやすくなるでしょう。
天候に左右されずに洗濯物が干せる
サンルームは屋根付きで部屋の一部ですので、雨や強風の日でも洗濯物を干せます。
サンルームでは物干しざおが既に設置されている物件もあり、洗濯物を干すスペースが決まっているので、天候に左右されずいつもどおりに使えて便利です。
風の強い日でも洗濯物が外に飛ばされる心配もなく安心できます。
洗濯物に虫や花粉がつかない
ベランダに洗濯物を干すと、暖かい時季には虫がつく可能性があります。特に花粉症に悩まされている人にとっては、春の洗濯物干しは絶対に室内で行いたいものですよね。
窓を閉め切ってサンルームに洗濯物を干せば、そのような心配はありません。
二重構造のため冷暖房の効きがよくなる
サンルームは、外気と室内の間にある断熱材のようなものです。
この二重構造のおかげで、室内の温度は外気の影響を受けにくくなり、エアコンで暖められた空気または冷やされた空気も漏れにくくなります。
つまりサンルームがあることで、結果的に冷暖房の効きがよくなります。
サンルーム付き賃貸の注意点
いつでも洗濯物が干せて、遮熱材代わりにもなる便利なサンルームですが、入居するなら注意が必要なこともあります。
天候によっては洗濯物が乾きにくい
屋外に洗濯物を干すのとは違い、窓を開けていても風のない日は洗濯物が乾きにくくなります。梅雨の時季なども同様に注意が必要です。
その場合は、扇風機やサーキュレータを活用して、効率的に洗濯物を乾かしましょう。
夏は暑く冬は寒い
賃貸物件に設置されているサンルームは、外壁部分よりも窓ガラスの占める面積のほうが多いため、どうしても外気温の影響を受けやすい状態となっています。
そのため、夏のサンルーム内はとても暑くなり、冬は寒くなりがちに。
サンルームをくつろぎのスペースとして活用したいなら、冷暖房器具の設置を検討してみてください。
定期的に窓ガラスの掃除が必要
サンルームは大きな窓が特徴です。しかし大きな窓が複数あるため、掃除をする面積も大きくなります。
日光を存分に取り入れるためには窓をきれいに保たなければいけません。
ガラスの汚れは予想以上に目立つものなので定期的に窓の手入れを行う必要があります。
おすすめサンルームの活用方法
サンルームの目隠し以外の活用方法を紹介します。
くつろぎ空間に
椅子やテーブルを設置すれば、オープンテラスのカフェのような空間にもなりくつろげる空間になります。
風で物が飛ぶ心配もないので、椅子とテーブルは置いたままでも大丈夫です。
ただし、夜中や早朝には外の気温と同じくらいの気温になることもあるので、冷暖房の管理には注意しましょう。
観葉植物を育てる温室に
日光がたくさん入り込むサンルームは、観葉植物を育てる環境にぴったりです。
夏場は暑くなるため、暑さに強い植物を置きましょう。
戸外では冬を越せない植物でも、冬にさんさんと日がそそぐサンルームがあれば、がんばって咲いてくれるかもしれませんよ。
卵型のかわいらしい葉が印象的なポトスは、サンルームで育てるのにおすすめですよ。
暑さに強く寒さに弱めな植物のため、一年中室内で育てるのに向いています。
サンルームでおしゃれに目隠しを!簡単DIYのまとめ
- サンルームをDIYする前に法律や税金について事前に確認が必要
- テラスやウッドデッキ風のテラスにしたいなら木製のサンルームがおすすめ
- 費用を抑えてDIYするならアルミ製サンルームがおすすめ
- サンルーム付きの賃貸は日当たりが良好で天候に左右されず洗濯物を干せる
- サンルーム付き賃貸は風がないので洗濯物が乾きにくいこともある
- 観葉植物を育てる温室としての利用もおすすめ
サンルームでおしゃれに目隠しできるのはいいけど、DIYで自作できるとは知らなかった…という人は私だけではないはず。
サンルームは見た目がおしゃれなだけでなく、目隠しや洗濯物を干せたりと利用する人によってさまざまな使い方ができます。
サンルームでおしゃれに目隠ししたいと思った人はDIYやサンルーム付きの賃貸を検討してみても良いかもしれません。
ぜひおしゃれで実用性のある素敵なサンルームにしてみてくださいね。
サンルームを癒し空間にしたいなら、ロッキングチェアでゆったりしてみるのもおすすめです。
読書をしながらゆらゆらと揺れてみたら、リラックスできそうですね。
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