自家製ピクルスで余った液は、新しく野菜を入れて使い回しても良いの?
ピクルスを作った後に必ず残る液を捨てるのは気が引けますよね。
しかし、1度使ったピクルス液の使い回しはお勧めできません。
ピクルス液に使用するお酢は殺菌作用があるため、使い回しができると思われがちです。
ピクルス液の使い回しがお勧めできない理由は主に2つあります。
使い回しはお勧めできませんが、再利用の方法次第では安全に美味しい料理が作れますよ♪
本記事ではピクルス液の使い回しがお勧めできない理由を詳しく解説しています。
また、残り液の美味しい活用レシピ2つも紹介します。
一度使い終えたピクルス液を捨てるのはもったいないと感じるあなたはぜひ参考にしてくださいね。
ピクルスを漬ける容器は縦長瓶容器のイメージがありませんか?縦長では素材が取り出しにくいですよね。
こちらの商品は平べったい形で漬けた素材が取り出しやすく、ピクルスを作るのに便利なホーロー容器ですよ。
ホーロー容器は耐久性がありピクルスだけではなく、他の料理にも使えて重宝しますよ。
こちらの記事はお酢ダイエットについて詳しく書かれています。
たくさんあるお酢の効果やアレンジレシピも紹介されていますよ。ぜひ参考にしてくださいね♪
目次
ピクルス液が使い回しできない理由は2つある!
ピクルスを食べ終わった後、残り液が発生するのでもったいなく感じますよね。
1度使い終えたピクルス液は濁ってなければ、もう1回使えるんじゃない?
ピクルス液の使い回しは、【菌の繁殖】【味が劣る】などの可能性がありお勧めできません。
ピクルス液に殺菌作用はありますが、何度も使い回すと菌の発生が心配です。
ピクルスを作る時は毎回新しい液に変える方が、安全で味が良くしみて美味しいですよ。
ここではピクルス液の使い回しがお勧めできない理由2つを詳しく解説しています。
菌が繁殖する恐れがある
余ったピクルス液の使い回しは、菌の繁殖が心配されるためお勧めできません。
ピクルス液に使われているお酢には「酢酸」と呼ばれる物が含まれており、pH(その液体が酸性かアルカリ性かを表すスケール)を酸性に傾ける効果があります。
pHが酸性の場所で菌は育たず、酢酸を含むお酢は抗菌作用があると言えます。
ピクルス液も抗菌作用があるのに、なぜ使い回しできないか説明しますね。
野菜の水分は濃度が濃いピクルス液側に移動します。ピクルス液に水分が混じり、お酢が薄まるので抗菌作用は低下します。
抗菌作用の低下したピクルス液は、カビや微生物などの菌が発生しやすくなりますよ。
一度使用したピクルス液はもったいなくても使い回さない方が衛生的ですね。
ピクルス液の味が薄くなる
1度使ったピクルス液は野菜の水分が混じり、味が劣るので使い回しはお勧めできません。
野菜の素材を漬けると、ピクルス液側に水分が移動して味が薄くなります。
味が薄いピクルス液に漬けても美味しくないですよね。私もハンバーガーに挟まっている濃い味のピクルスが大好きです♪
美味しいピクルスを作るには、毎回新しい液に漬けるのが良いですよ。
ピクルス液の使い回しをお勧めしない理由を解説しました。
あくまでもお勧めしないだけなので、方法次第では安全に美味しく再利用できますよ。
次はピクルス液を使い回したい場合のポイントを説明します。
ピクルス液を使い回したい時の活用ポイントとは?
ピクルス液を使い回したい時の活用ポイントは「清潔を保つこと」「早めに食べ切ること」です。
具体的な活用ポイントを下にまとめたので参照してください。
それぞれについて詳しく説明していくので、1度使ったピクルス液を使い回したいあなたは参考にしてくださいね。
ピクルス液の賞味期限に注意
お酢で有名なmizkanは「冷蔵庫に保管の上、1週間を目途にお召し上がりください。」と記載していますよ。
市販で売られているピクルス液は賞味期限が長いのに、早く食べる必要がある?
市販のピクルス液に記載されている賞味期限は、未開封の場合です。
私もパッケージに書かれている賞味期限までは大丈夫だと思っていました。
開封するとパッケージに記載の賞味期限は関係なくなるため、1週間以内に食べきりましょう。
ピクルスを漬ける容器は煮沸消毒をする
ピクルスを漬ける容器は、煮沸消毒してから使用しましょう。
菌の混入を防ぐには調理器具を煮沸消毒して清潔に保つ必要があります。
煮沸は一般家庭でも簡単にできる耐熱容器の消毒方法ですよ。
煮沸消毒は調理器具が耐熱か確認してからにしましょうね!
ピクルス液から素材を取り出す時も清潔に
できたピクルスを容器から取り出す時は毎回清潔な調理器具を使用しましょう。
他の調理に使用した器具や、1度でも口を付けた箸でピクルスを取り出すのは、菌が混入する原因です。
我が家では子どもが手で直接つまみ食いして怒ったことが何度もありますよ。
煮沸消毒した調理器具でピクルスを取り出すと菌の混入を防げます。
ピクルス液として活用するなら1回だけ
1度使い終えた液で再びピクルスを作る場合は1回だけにしましょう。
どれだけ調理器具を煮沸消毒しても家庭で完璧な菌対策が難しい場合があります。
また、野菜から出る水分でピクルス液が薄まるので、美味しさが劣ります。
私は秘伝のタレのように継ぎ足して活用できると思っていました。
再利用する時は使い切れる料理にアレンジしてみてくださいね。
ピクルス液の活用は別の料理に使用する
ピクルス液を再利用するのであれば、加熱調理が必要なアレンジ料理にしましょう。
一度使ったピクルス液には、野菜から出たうま味も含まれています。
加熱すれば酢の酸っぱさは飛び、その分味がマイルドになって他の料理に多用できますよ。
一度使ったピクルス液をどうしても使い回したい際の活用ポイント5つを紹介しました。
清潔に保ち、できるだけ早く食べることが重要ですね。
次は一度使い終えたピクルス液を使ったアレンジレシピを2つ紹介します。
ピクルス液を使い回しできるアレンジレシピ2つを紹介
余ったピクルス液は【アジ南蛮漬け】【野菜炒めザワークラウト風】にアレンジすると美味しく使い切れてお勧めです。
1度使ったピクルス液を使うと味付けが簡単って聞いたわ!
ピクルス液には酢・塩・砂糖・ハーブなどがすでに含まれていますよ。
また、1度使ったピクルス液には野菜のうま味が浸み出しているのでアレンジ料理が美味しく仕上がりますよ♪
1度使ったピクルス液がもったいないと感じたら、紹介するレシピで使い回してくださいね。
アジの南蛮漬け
アジの南蛮漬けはピクルス液の甘酸っぱさを生かしたアレンジレシピです。
ピクルス液の酸っぱさが加熱調理で飛び、酢が苦手でも食べやすいですよ。
1度使ったピクルス液は野菜のうま味が含まれており、美味しく仕上がりますよ。
アジの代わりに鶏むね肉や手羽先を使うのも良いですね♪
野菜炒めのザワークラウト風
野菜炒めの味付けとしてもピクルス液が使い回しできますよ。
ザワークラウトはドイツで「キャベツの漬物」という意味です。
本来は乳酸菌で酸味をつける料理ですが、今回はピクルス液で代用したレシピを紹介します♪
キャベツを炒めてから混ぜるので、ピクルス液が浸み込みやすいですよ。
ソーセージやベーコンを加えるとおつまみにもなりますね!
ピクルス液の使い回しに配慮して、加熱するレシピを2つ紹介しました。
どちらも簡単に作れて、余ったピクルス液を使い切れるのでチャレンジしてみてくださいね!
ピクルス液は使い回しても問題ない?のまとめ
- ピクルス液の使い回しは「菌が繁殖しやすい」「味が劣る」などの理由でお勧めできないが、方法次第では安全で美味しくアレンジできる
- ピクルス液を使い回す際は、「賞味期限」「容器を煮沸消毒する」「清潔な調理器具を使用」「活用するなら1回まで」「別の料理に使用する」などのポイントがある
- mizkanでは「冷蔵庫に保管の上、1週間を目途にお召し上がりください。」と記載があるので、1週間以内に食べきると良い
- ピクルス液を加熱すれば酢の酸っぱさは飛び、マイルドになって他の料理に多用できる
- 1度使ったピクルス液は野菜のうま味が浸み出しているため、アレンジ料理の味付けに良い
- ピクルス液の使い回しアレンジレシピは、加熱調理が必要な【アジ南蛮漬け】【野菜炒めザワークラウト風】がお勧め
ピクルスを作った後に残った液を使い回すのは控えた方が無難です。
どうしてももったいないと思うのであれば、菌の混入に注意して加熱調理すれば捨てずに済みそうですね。
この記事を参考にぜひアレンジ料理を作ってみてくださいね!
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