赤ちゃんは泣くのが仕事と言われていますが、公共の場などでなかなか泣き止まずに困ったことはありませんか?
実は誰でも簡単に、そしてすぐに実践できる赤ちゃんをあやす方法と歌があります。
私は初めての育児で強烈な人見知りの性格を持つ長男を育てた経験から、泣いている赤ちゃんをあやす方法と歌をいくつか用意していました。
誰しも赤ちゃんの泣き声を長時間聞くと、不安になったりイライラしたりと精神的に参ってしまいますよね。もちろん私もそうでした。
赤ちゃんをあやすと言ってもさまざまな方法や歌があるので、この記事でこれならできる!と思ったものを参考にしてみて下さいね。
目次
赤ちゃんをあやす時には歌を歌おう!

赤ちゃんは歌が大好きです。ここでは赤ちゃんがなぜ歌が好きなのか、そしてどのような歌が好きなのかをお伝えしていきます。
赤ちゃんの歌好きな理由はなにか
赤ちゃんは、いつもそばにいてくれる家族の声で歌ってもらうからこそ、歌が大好きになると言われています。
赤ちゃんをあやす時、最近はやりの歌を繰り返し聞かせることは珍しいと思います。
私も母親や祖母からゆっくりとしたテンポの童謡を歌ってもらった記憶があります。
童謡はテンポがゆっくりな曲が多いですよね。また、歌詞が繰り返しの言葉でできていることが多く、赤ちゃんや小さい子どもでも意味を理解しやすいことなどが好まれる理由となっています。
私がこどもによく歌ってあげた童謡はこちらです。
ふるさと
こちらは季節を問わず歌えますし、非常にゆっくりとしたテンポが赤ちゃんをあやす時に合っている曲ですね。
赤ちゃんが大きく育った時にこの曲を聴いて、生まれ育った場所を思い出してくれるといいですね。
どんぐりころころ
こちらは少しアップテンポな曲ですが、「どんぐり」と「ころころ」が曲の中で繰り返し使われているため赤ちゃんに好まれます。
また、歌詞の内容が簡単な物語にようになっているので聞きながら想像力が養われる効果もあります。
赤ちゃんに歌を聴かせる時のコツ
できればゆっくりとしたテンポで、歌詞に出てくる言葉は繰り返し使われている歌を歌ってあげましょう。
また、歌い手もリラックスした気分で歌うことが大切です。赤ちゃんと接する時は、大人が焦ってイライラした気持ちで接すると、赤ちゃんに伝わってしまいます。
赤ちゃんは聞き慣れた声、聞き慣れた言葉によって気分がリラックスできます。
歌を聞かせてあやす時のコツは実にシンプルですね。
きちんと歌詞を間違えずに歌わないといけないということも、音程が外れないようにしなければいけないこともありません。
赤ちゃんは身近な家族や、いつもそばにいてくれる人の声が聴きたいだけなのですから。
極端に言えば、ママやパパが作ったオリジナルの歌でも構わないということです。
たくさんいろいろな歌を聞かせてあげてください。そうすることで赤ちゃんをあやすバリエーションが増えていきます。
赤ちゃんをあやすにはおもちゃが効果抜群

赤ちゃんをあやす道具として、さまざまなおもちゃがあります。
ここでは特に、赤ちゃんが好きな簡単に手作りできるおもちゃを紹介します。ぜひ作ってみてくださいね。
音が出るおもちゃ
赤ちゃんは音が出るおもちゃを好む傾向があります。
出生後~1歳までの「赤ちゃん」と一般的に呼ばれている時期は、視覚よりも聴覚が発達しているといわれています。
聴覚は母親のおなかの中にいる時からすでに発達していますが、一方で視覚が大人と同じぐらいになるのは3歳ぐらいだとされています。
そのため、泣いている赤ちゃんでも、音のする方を探してキョキョロとしたり、振り返ったりします。
お店のベビーコーナーにはたくさんの音が出るおもちゃが売っていますよね。
しかし、せっかく買ったおもちゃよりも、シャカシャカと鳴るレジ袋に夢中になっている赤ちゃんを見て、驚いた経験はありませんか?
私の子どもたちが赤ちゃんだった頃も、レジ袋をつかんで離さなかったり、ティッシュペーパーを無くなるまで箱から出したりして喜んでいました。
ペットボトルで床をたたいて楽器の代わりにするなど、赤ちゃんは身近な物でも楽しめる才能を持っています。
今回は身近な物で作ることができるのに、赤ちゃんが夢中になるおもちゃを3つ紹介します。
空容器で作るマラカス
- 赤ちゃんが握りやすいサイズの透明な空容器 (カプセルトイの容器、120mlのドリンク容器など)
- お米、小豆、ビーズなどの小さくて硬い物 ビニールテープ
- 空の容器にお米、小豆、ビーズなどの小さな物を少量入れる。
- 赤ちゃんが蓋を開けられないように蓋をする。
- ビニールテープなどで蓋を補強して完成!!
小さいのでお出かけにも邪魔になりませんので持ち運びにも便利です。
壊れても何度でも作ることができ、世界に1つだけの物なので愛着が沸きます。
トイレットペーパーで作るりんりんキャンディ
- トイレットペーパーの芯:1個
- 鈴:2,3個
- 芯の横幅より大きいハンカチかタオル:1枚
- 輪ゴム:2本
- トイレットペーパーの芯に鈴を入れる。
- ハンカチやタオルを広げて中心に芯を置き、巻きずしの要領で巻いていく。
- 端っこの余ったタオルを輪ゴムできつく縛ってキャンディのように形を整えて完成!!
布でできているので肌触りもよいのがポイントです。
ハンカチで作る無限シャカシャカ
- 同じ大きさのガーゼハンカチ:2枚(柄が違う方がかわいく仕上がる)
- レジ袋:1枚
- ハンカチを重ねて三辺を糸で縫い合わせるか、液体のすそ上げのりで貼り合わせる。
- 張り合わせていない残りの一辺からレジ袋を入れる。
- 貼り合わせて閉じたら完成!!
シャカシャカは赤ちゃんが大好きな音です。レジ袋のビニール素材は口に入れると窒息の危険があるため、布で包むことにより安心して遊ばせることができます。
赤ちゃんをあやす時に揺らすのはリラックス効果抜群

赤ちゃんは寂しい時、不安な時、うれしい時などどのような感情の時にでも大人に抱っこを求めてきます。その時、抱っこをしている側は自然と体を揺らしてませんか?
ここでは抱っこをしながら揺らすことにどのような効果があるのか、さらに揺らし方のコツをまとめました。
なぜ揺らすことがリラックスにつながるのか
一定の軽い揺れは赤ちゃんがママのおなかの中にいた時の状態に似ているため、リラックス効果があると言われています。
赤ちゃんをおんぶひもで抱っこして歩き出すとすぐに眠ったり、車のチャイルドシートに乗せて出発するとすぐに寝たりしますよね。
私は長男がぐずって何をしても泣き止まないときは、昼でも夜でもドライブに出かけました。さっきまで反り返って泣いていた長男が数分車を走らせただけで眠ってくれたのを覚えています。
このように多くの赤ちゃんは軽く揺らすことでを心地よいと感じ、リラックスしてくれます。
赤ちゃんを揺らす時のコツ
赤ちゃんを抱っこして、ゆっくりと一定のリズムで揺らすことで赤ちゃんはリラックスします。
実はコツなんてありません。難しく考える必要はなく、赤ちゃんの目を見つめながらゆっくり左右に揺らすだけで良いのです。それだけで赤ちゃんはリラックスすることができます。
しかし家事などで忙しい時もありますよね。さらに、どんなに軽い赤ちゃんでも、ずっと抱っこしていると腕がしんどくなってきませんか?
そんな時は迷わず抱っこ紐を使用しましょう。育児の負担をなるべく減らすことは、育児において大切なことだと思います。
赤ちゃんを背負ってあやす場合は、目を見つめることはできませんが、ぴったりとくっつくことで大人の体温や心音を感じて赤ちゃんはリラックスしてくれます。
背中、おなか、お尻などをトントンと手のひら全体で触れることも効果的です。なでる、さするも同様に、人の手で触れることを「手当て」と医療の世界でよく使われる言葉ですが、育児の場合でも効果は同じです。
手当てを受けることで、オキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは別の言い方では幸せホルモンとも呼ばれており、分泌されるとリラックスできます。
オキシトシンが分泌されることにより、ストレスが軽減され、リラックス効果が高まります。
保育士さんがお昼寝時間に園児の間に座って、それぞれを同時にトントンしている姿を見たことはありませんか?園児のほうから「先生、トントンして。」とお願いされることもあると聞いたことがあります。
抱っこをしながら軽くトントンすることでリラックス効果はさらに上がることでしょう
赤ちゃんをあやすには歌がいい!のまとめ

・赤ちゃんは、いつもそばにいてくれる家族の声で歌ってもらうからこそ、歌が大好きになる
・ゆっくりとしたテンポで、歌詞に出てくる言葉が繰り返し使われている歌を歌ってあげましょう
・歌い手がリラックスした気分で歌うことで赤ちゃんも安心する
・赤ちゃんは聴覚がすぐれているため、音のでるおもちゃを好む
・一定の軽い揺れは赤ちゃんがママのおなかの中にいた時の状態に似ているため、リラックス効果がある
・抱っこをしながら軽くトントンすることでリラックス効果はさらに上がる
・触れ合いによりオキシトシンが分泌され、リラックス効果が高まる
赤ちゃんをあやす時は歌を歌ってあげたり、音が出るおもちゃで一緒に遊ぶことが効果的です。赤ちゃんは泣くことで気持ちを表現していますが、大人にとってそれがストレスになってしまう時があります。どの方法も、あやす側がリラックスした気持ちで接することが大事ですね。
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